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グランビルの法則を使って、週足の長期トレード

前回までの記事で確認しました通り、月足を使った長期トレードについては、インジケーターを使ったトレードは難しそうだという結論になりました。この傾向は週足にも当てはまるでしょうか。

結論から書けば、週足の場合は、インジケーターを使ったトレードが機能する場合があると言えそうです。

そこで、実戦を見据えて、比較的有名な「グランビルの法則」を考えてみましょう。

グランビルの法則とは

グランビルの法則を、改めてここで詳細に説明する必要はないでしょう。数多くのサイトですでに説明されているからです。そこで、ここではサラッと流して確認し、その後の本題に入りましょう。

下の図で、青の曲線は為替レート、赤の破線は移動平均線とします。




取引のパターン4つ

買いパターン1:
移動平均線がなだらか、または上昇かなという状態で、為替レートが下から上方向に抜けていく場合です(図中の番号1)。

買いパターン2:
移動平均線は右肩上がりを維持しているものの、為替レートは下落して移動平均線を割り込んでいます。しかし、ほどなく反転して再び上昇している場合です(番号2)。

買いパターン3:
2のように、為替レートが一時的に下落するものの、移動平均線の位置までは下落せず、再び上昇に転じる場合です(番号3)。

 

売りパターン1:
為替レートが、移動平均線を超えて大きく上昇したときです(番号4)。

 

その他の売買パターン4つ

上は、為替レートが上昇トレンドにあるときの売買チャンスでした。為替レートの動きを逆さまにしたものも、同様に取引ポイントになります。よって、売買ポイントは全部で8つということになります。


グランビルの法則「だけ」で好成績を残せるか?

以上、グランビルの法則をサラッと概観しました。ゆったり為替はインジケーターを使いません。よって、移動平均線をそもそも使いませんが、それでもあえてグランビルの法則に基づいて取引する場合、期待通りの成績を残せるでしょうか。

回答はおそらく、「負ける可能性が小さくないだろう」になると思います。グランビルの法則「だけ」を使うならば、ゆったり為替は勝つイメージを描くのが難しいです。

その理由は、以下の通りです。


理由1:週足のインジケーターは、実際の値動きに比べて反応が鈍い

これは、月足トレードの記事で確認した内容と同じです。インジケーターは過去の為替レートを加工して作ります。為替レートが新しいトレンドを作って動いても、それがインジケーターに反映されるまでに時間がかかってしまいます。

ただし、このデメリットは月足チャートほどではありません。週足ならば、インジケーターは実戦で使用可能と思います。



理由2:後からチャート形状を見て論じてもねえ・・・

特に、上の図の2と3ですが、この差は何でしょうか。「後からチャートを見れば」すぐに分かります。しかし、私たちがトレードをするのは、過去のチャートではなく未来のチャートです。

すなわち、現時点では、将来どんな形になるのか分かりません。

移動平均線が上昇トレンドにあるとき、為替レートが(一時的に)下落してきたとしましょう。上の図の3のように、移動平均線までくる前に反発するかな?と思って買ったら、実は2のように移動平均を割り込んだり、割り込んだ後に反発しないで下落トレンドになったり。

こういったことが起きるでしょう。ゆったり為替にとっては、使いづらいです。


ただし、4のパターン、すなわち、行き過ぎて上昇したら下落して戻ってくるという内容は、面白いように決まる場合があります。「移動平均乖離率」というインジケーターを使います。下の週足チャートは、GMOクリック証券からの引用です。下側に移動平均乖離率を追加しています。



移動平均乖離率は、その名の通り、為替レートが移動平均線からどれだけ離れているかを示します。これが上方向に伸びるとき、そろそろ下落かな?と判定します。

ただし、上のチャートでは、この移動平均乖離率のトレードは難しいでしょう。

・移動平均乖離率がどれだけの大きさになったら売買可能か
・どこで利食い、損切りすべきか

こういったデータは、通貨ペアごと、相場状況ごとに異なります。よって、皆様で事前にバックテストでご確認ください。

「バックテストで確認」が必要であることを考えると、少々扱いづらいかもしれません(しかし、見事に的中する場合もありますので、チェックしないで捨てるのは惜しいかな、と思います)。

グランビルの法則でトレードするなら?

では、グランビルの法則を使ってトレードしたい場合、どうすれば良いでしょうか。ゆったり為替なら、「グランビルの法則を頭に入れつつ、他の手法を主に使う」とします。

例えば、以下の図の通りです。3の部分をご覧ください。補助線として破線を追加しています。



為替レートがいったん下落したものの、反転上昇し、直近高値を超えてきた部分です。すなわち、上昇トレンドが継続しています。ここで買いです。直近安値(3と書いてある部分)を超えて安くなったら、損切りを実行します。

この方法なら、「今の相場は2かもしれないし、3かもしれないし…」と悩む必要がありません。

なお、この方法を使うと、そもそもグランビルの法則は不要なのでは?という感じがするかもしれません。しかし、不要ではないでしょう。上昇トレンドの基本パターンを知っておくことは、トレードをする上で役立ってくれるはずです。

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