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週足のプライスアクショントレード

前回までは、月足チャートを利用したトレードを考察しました。今回は週足チャートを検討しましょう。月足チャートのときと同様、インジケーターを使うトレードとプライスアクショントレードを検討します。

今回は、プライスアクショントレードです。

米ドル/円(USD/JPY)の週足プライスアクショントレード

最初に、下の週足チャートをご覧ください。GMOクリック証券からの引用で、米ドル/円(USD/JPY)の値動きを示しています。インジケーターを使わないで、このチャートの取引開始場所を検討してみましょう。




 

正解はいくつもあるでしょう。そこで、ゆったり為替が実際にトレード可能と思うパターンを2つご紹介します。補助線を使うと、チャートを読みやすくなります。



補助線を使った取引例1

最初に、下のように2本の補助線を引きました。2016年に入ってから、米ドル/円(USD/JPY)は継続的に円高になっています。一方で、米ドル/円(USD/JPY)=100円のラインを明確に割り込むことはなく、100円に比較的強力な相場の壁を見つけることができます。



・為替レートは、右肩下がりの補助線の下で推移してきた。
・同時に、100円のラインを明確には下回っていない。

最終的に、為替レートは2本の補助線のどちらかを破って進んでいくだろうと予想できます。結果としては円安方向でしたが、当時、円高方向に進むと予想していた人も多かっただろうと思います。


予想は外れるものですから、当たっても外れても大きな問題ではありません。為替レートの進む方向に従ってトレードできるか?これがとても重要です。


上のチャートを見ますと、為替レートは上側にある補助線を抜けて進んでいます。そこで、補助線を抜けたところ(チャートの1部分)で少し買えるでしょう 。


そして、少し買ってから様子見していると、いきなり大きく円安になったことが分かります(2の部分)。

これは、米大統領選挙でトランプ候補が勝利したことによります。円安トレンドが明白になりましたので、トランプ候補が勝った週で買い、そのまま保有というのが有力なシナリオでした(実際に、ゆったり為替は106円台で少しですが買っています)。

なお、損切りは100円をしっかり割りこんだ水準が候補になるでしょう。

ただ、事前にチャート分析してシミュレーションしていたとしても、イベント時の大きな値動きを前にすると、往々にしてトレードできません。その場合は、「少しだけ」売買します。いつもよりも明らかに小さいという数量でOKです。

これを繰り返していれば、いずれ経験値が高くなって度胸もついてくると思います。


補助線を使った取引例2

もう一つ、補助線を使ったトレード例を考察してみましょう。 下のチャートの右側に、赤で補助線を引きました(矢印部分)。為替レートがこのあたりまで円高になると、不思議と反発するという線です。そして、その補助線を下方向に抜けたら売りでトレード開始です。



損切は、赤の補助線をしっかり超えて円安に戻ったたあたりでしょうか。そして、利食い位置を1点に絞ることはなかなか難しいですが、たとえば、こんな目標値を設定することができます。


為替レート目標値の設定方法

下のチャートで、点Aから点Dまで4つ書きました。為替レートが点Aから点Bまで動き、その後少し反発して点Cまで行っています。

その後、円高に反転しましたが、どこまで円高になると見込めばいいの?というときに使いやすい方法です。


点Dの位置が少しずれていますが、これは誤りではありません。線分ABをコピーして、点Cが起点となるようにペーストしただけです。

すなわち、「ABの間の距離とCDの間の距離が等しい」ということになります。このような点Dが目標値となります。上のチャートでは、為替レートは点Dと同じくらいの位置まで下落しました。予想がほぼ正解だったということです。

ただし、この方法はいつも当たるというわけではありません。将来を完璧に見通すことは不可能であり、「目標値まで為替レートが進む可能性がある」というくらいです。


そこで、実際の利食いポイントは、点Dよりも少し手前が良いかもしれません。

ただし、利食いポイントをあまりに手前にしてしまうと、損切り位置とのバランスが悪くなってしまいます。


・利食いできるときの利幅
・損切りするときの損失幅

この2つを比べるとき、可能ならば、常に利幅を損失幅より大きくしたいです。いわゆる「利小損大」を回避するためです。利幅の方を大きくしておけば、勝率が50%を下回る事態になっても、損益合計でプラスにすることが可能です。

まとめ:週足チャートでも、プライスアクショントレードを使える

以上の検討から、週足のトレードにおいても、プライスアクショントレードが有効だろうことが分かります。ただし、勝率100%を望むことはできません(どんな手法でも無理ですが)。


今回の例では、成功例を2つ挙げています。この方法を使って他の場面でトレードした場合、どれほどの成績だっただろうか?というのを、皆様ご自身でご確認ください。

すると、「このチャート形状では特に有効だな」「この場面では厳しいかな」というのが、ぼんやりと見えてくることでしょう。 そうなったら、あと一息かもしれません。


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