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インジケーターを使った月足トレードは有効か

今回は、月足トレードにおけるインジケーターの有効性を確認しましょう。ただ、インジケーターの種類はとてもたくさんありますので、全てを調査するわけにはいきません。

そこで、有名なインジケーターである「移動平均線」「MACD(マックディー)」を使ってみましょう。

 

米ドル/円(USD/JPY)と移動平均線

下のチャートは、米ドル/円(USD/JPY)の月足チャートです。GMOクリック証券からの引用です。月足ですので、一番左の日付は2010年1月になっています。とても長い期間です。



しかし、ゆったり為替が月足チャートを使う場合は、20年以上の期間がほしいです。為替の値動きの全体像を大まかに把握するのに必要と思うからです。


では、このチャートで移動平均線を使ったトレードをシミュレーションしてみましょう。

どこで取引すれば良いでしょうか。取引例として、下のチャートに黒の矢印を2つ追加しました。

 

左側の矢印は、いわゆる「ゴールデンクロス」が出現したポイントです。右は逆に、「デッドクロス」です。



ゴールデンクロスの場合

ゴールデンクロスとは、「短い期間の移動平均線が、長い期間の移動平均線を、下から上方向に抜けていくこと」です。一般的に、買いサインと言われます。


しかし…このチャート形状では買えないのでは?と思います。 数年かけてダラダラと円高になっていて、80円割れが継続的に発生しています。円安に転じる様子が見えません。そのときに、ピョンと円安になっています。


矢印は85円よりも円安の水準です。 ここで買えと言われても、無理があります。実際には、買ったら成功でした。しかし、チャートを後から見て評価するのは今一つでしょう。トレードは「将来どうなるか」という話ですから。


デッドクロスの場合

次に、デッドクロスの場合を確認しましょう。チャート右側の黒矢印部分です。デッドクロスとは、ゴールデンクロスの逆です。短い期間の移動平均線が、長い期間の移動平均線を、上から下方向に抜けていくことです。

上のチャートで、デッドクロスが出てから売っていたら、全く面白くない展開だったでしょう。大きく下げてきて売りサインが出たから売ったのに、そこでピタッと下落が止まりました。そして、しばらくボックス相場を作ってから、勢いよく円安になっています。

為替の値動きによる損に加えて、スワップポイントの損も加わってしまいます。 しかも、その1年前の米ドル/円(USD/JPY)は125円くらいでした。そして、売りサインが出たのは105円を下回った水準です。長期の売りトレードを始めること自体が難しいかもしれません。

米ドル/円(USD/JPY)とMACD



ここでは、チャートに黒矢印を2つ加えました。そして、その上に破線を引いています。買いサインが出た時のチャートの位置が分かります。


左側の買いサインは、MACDがシグナルを下から上に抜けたタイミングです。教科書的には「買い」で良いと思います。しかし、チャートを見ますと、買う気になれないのでは?と思います。というのは、円高傾向が継続しているからです。ここから反転上昇するように見えないです。


そこで、MACDが0を超えて上昇した場面で買うことにしました。右側の矢印です。しかし、右側の矢印が実現したときの為替レートを見ますと、90円を超えています。

過去数年にわたって75円〜80円台前半で推移してきました。そこで買っていれば…!という感情が働くでしょうから、ゆったり為替ならば、買えないと思います。75円と90円を比較すると、1,500銭も違います。1,500銭上がってから買いだ!と言われても…ということです。

月足トレードでインジケーターが機能しづらい理由

上の2つの例は、例でしかありません。そこで、違うインジケーターで違う通貨ペアを検証すれば、また違った結果になるかもしれません。しかし、皆様ご自身で検証していただいても、上の例と概ね同じような結果になる例が数多く出てくると思います。

それは、なぜでしょうか。理由は2つあると思います。

インジケーターは反応が遅れがち

そもそも、インジケーターとは何か?ですが、「過去の為替レートの数字を加工して、トレード判断をしやすい形にしたもの」です。当然ながら、「過去の為替レート」を使っています。 現在の為替レートを使っているわけではありません。


そこで、現在の為替レートが過去と異なるトレンドを見せるとき、それがインジケーターに十分反映されるためには時間がかかります。 日足などでしたら、この遅れは無視できるかもしれません。


しかし、月足はそうはいきません。というのは、月足チャートの場合、1つの足ができるのに1か月もかかるからです。トレード判断を1か月遅らせたら、為替レートははるか遠くに行ってしまうこともあるでしょう。

イインジケーターを信用できるか?

あとは、「インジケーターを信用できるか」という問題もあります。インジケーターが「買いだ!」と言っても、買えないことが多々あると思います。


それは、インジケーターを信用していない証明になるでしょう。 「負けたら損」というルールです。負けたくありません。信頼できなかったら、どれだけ優秀なインジケーターでも性能を発揮できません。


では、どうしましょうか。この2つの問題を解決する方法として、「インジケーターを使わない」というトレード手法があります。次の記事で考察しましょう。

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