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ボラティリティを使って、スワップポイントの投資を考えてみよう

スワップポイント獲得を狙うトレードで考える点は、概ね以下のようなところではないでしょうか。

・どの通貨ペアで取引するか
・何通貨買うか
・どのレートで取引を開始するか
・どのFX口座で取引するか

今回は、どのレートで取引を開始するか?に関連して、ヒストリカル・ボラティリティを使った例を紹介します。


ヒストリカル・ボラティリティとは、過去の為替レートを使った価格変動率を指します。そして、ヒストリカル・ボラティリティは%で表示されます。5%や10%といった具合です。この数字は標準偏差を示しています。

例えば、日足で1年間のヒストリカル・ボラティリティを算出したときの数字が10%だったとしましょう。この場合、本日終値を起点として、今後1年間・・・

・本日の終値±10%の範囲に為替レートが収まる確率は68.27%である。
・本日の終値±20%の範囲に為替レートが収まる確率は95.45%である。
・本日の終値±30%の範囲に為替レートが収まる確率は99.73%である。

今後1年間の為替レートの動きについて、本日の為替レート±10%の範囲に収まる確率は68%くらいです。これが高い数字なのか低い数字なのか不明ですが、計算上、3分の1は現在値よりも遠く離れた位置に行くということを示唆しています。


では、実際の為替レートを使ってヒストリカル・ボラティリティを計算してみます。先進国通貨で金利が高い国といえば、ニュージーランドです。そこで、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)のヒストリカル・ボラティリティを計測しました。

2012年: 11.7%
2013年: 14.5%
2014年: 9.1%

年によって数字が大きく異なることが分かります。2013年の数字が大きいのは、いわゆる「アベノミクス相場」の影響でしょうか。

そして、2015年10月末のニュージーランドドル/円(NZD/JPY)は81.70円くらいです。ヒストリカル・ボラティリティは11%くらいとしましょう。

すると、今後1年間のニュージーランドドル/円(NZD/JPY)について、計算上の数字ではありますが・・・

72.70円〜90.70円くらいで推移する確率: 68.27%
63.70円〜99.70円くらいで推移する確率: 95.45%
54.70円〜108.70円くらいで推移する確率: 99.73%

計算上の話ではあるとはいえ、1年間でかなり上下動しうるということが分かります。


では、この数字をスワップポイント目的のトレードに応用しましょう。上のデータからいえることは、「今が大幅な円安水準にあるならば、トレードすべきか熟慮が必要だ」ということです。

トレードをしようと決めたら、今すぐ買いたくなります。それが人情というものです。しかし、計算上のデータはその危険性を警告しているのかもしれません。「為替レートは大きく円高になるかもしれませんよ!もう少し待ってみては?」ということです。

そこで、スワップポイント目的のトレードを開始する場合は、現在の為替レートが円安すぎる水準でないことを確認し、また、大きく円高になりうることを考慮しましょう。そして、円高で含み損が大きくなっても大丈夫な証拠金を準備する必要があるでしょう。

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執筆者紹介

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ゆったり為替 (ゆったり かわせ)

【プロフィール】
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない
「ゆったりトレード」です。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。スイングトレードやポジショントレードを得意分野としています。
趣味はバックテストです。



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