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利益を大きく伸ばすストラテジーのパラメーターでは、ここをチェック!

前回までの記事では、損切り幅を決めるパラメーターの設定に注意しましょうとご案内しました。今回は、利益の大きさを決定するパラメーターの設定に関する注意例を考察します。

最初に、あるストラテジーがあったとします。この損益状況をバックテストしてみたところ、下のようなグラフになりました。このグラフは累積損益のグラフです。

累積損益

概ね右肩上がりだと分かります。
よって、このバックテストをした期間中にこのストラテジーを採用していれば、しっかり稼ぐことができました。

「よし!合格!」

・・・と採用して実際にトレードしても良いのですが、少し気になる点があります。
というのは、上の累積損益グラフでは、多くの期間でなだらかに損失を計上しています。
そして時々、いきなり利益が大きく伸びています。

この理由を確かめるのは良いことかもしれません。

そこで、チャートと照らし合わせて確認すると、以下の通りでした。

**********

取引通貨ペアは米ドル/円(USD/JPY)で、バックテスト期間は超円高時代だった頃。いきなり利益額が大きくなっているのは、日銀がUSD/JPYを買って市場介入したときでした。

このストラテジーは、可能な限り利食いするのを我慢するという取引方法でした。このため、市場介入でうまく機能して大きな利益をあげることができました。

しかし、その他の期間では、利食いするのを最大限我慢しているために、損切りになってしまうことが多くなりました。この結果、累積損益の曲線が上のようなグラフになったのでした。
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なるほど。利益がいきなり大きくなったのは、日銀の市場介入が原因でした。2012年後半からも一気に円安が進みましたので、2012年以降もこのストラテジーを採用していれば、大きな利益だったかもしれません。

しかし、今このストラテジーを採用していれば稼げるか?については、よく考えなければなりません。

日銀の介入のような大きな値動きの発生を期待できるか?あるいは、2012年後半以降の一気の円安を、今後も期待できるか?です。

期待できると判断すれば、このストラテジーを採用できます。期待できない場合は、選択肢は二つでしょう。

・採用しない
・パラメーターを修正する

パラメーターの修正とは、例えば、利食いのまでの距離を短くしてみることです。修正した結果、突発的な大きな値動きのない期間でも緩やかに累積損益が伸びるようなグラフになれば、このストラテジーを採用できるかもしれません。

損益の状況が突発的に変動している時には、その理由を確かめると良いでしょう。

 

FXで稼ぐ為の本音のチャート分析術

執筆者紹介

メディア掲載情報

ゆったり為替 (ゆったり かわせ)

【プロフィール】
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない
「ゆったりトレード」です。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。スイングトレードやポジショントレードを得意分野としています。
趣味はバックテストです。



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