スイング&ポジショントレード主体の

為替レートはどのように決まってるの?変動相場制度の仕組み

そもそも為替レートの値はどのように決められるのでしょうか?

例えば、国の裁量で特定のレートに固定されることがあります。
米ドル/香港ドル(USD/HKD)は7.75〜7.85の間に固定されています。

USD/HKDだけでなく、その他の通貨でもこのような制度を確認できます。
これを固定相場制度と言います。


一方、市場に自由に為替レートを決めてもらうという方法もあります。
変動相場制度です。自由に決めてもらうからこそ為替レートがあちこちと動くのであり、私たちはFXを楽しむことができます。

 

では、変動相場制度において、為替レートはどのように決まるのでしょうか。
これは一言で書けば、「需要が大きい通貨が強くなり、需要が小さい通貨が弱くなる」です。


米ドル/円(USD/JPY)を例にしましょう。リーマンショック後にUSD/JPYが大きく円高になりました。これは、米ドルが欲しいという人(正確には通貨量の需要)が少なく、円が欲しいという人が大きく増えたということです。


円が欲しいという人が多いので、円を買うために必要な米ドルがどんどん大きくなります。
すなわち、円高です。

逆に、2012年後半以降は大きく円安になりました。
これは、円を売って米ドルを買うという人が大きく増え、円を買おうという人が減ったことを意味します。為替レートは常に需要と供給がバランスするところに決まります。

 

では、需要と供給はどのように決まるのでしょうか。

短期的には、FXの取引で稼ぐぞ!というトレーダーの行動や、企業の輸出入、旅行者の両替などでも需給が発生します。


長期的には、国力の差が為替レートを決めると考えられます。「国力」とはかなりあいまいな言葉ですが、大雑把に書くとこんなところです。


・経済力はどちらの国が上だろう?
・どちらが政治的に安定しているだろう?
・周辺国との軍事的緊張が少ないのはどちら?
・どちらの国のほうが資源は豊富だろうか?
・物価はどの程度上昇しているだろう?


要するに、「ファンダメンタルズ」です。
ファンダメンタルズが長期的な為替レートを決めるといえるでしょう。

このため、固定相場制度を採用する国でも、ファンダメンタルズから著しく離れた為替レートを維持することはできません。具体的には、昔のUSD/JPYは固定相場制度でしたが、

1970年代初めに変動相場制度に移行しました。

コストが大きすぎて、固定相場を維持することができなくなったためです。

2015年1月にEUR/CHF=1.20がいきなり廃止されましたが、これも、世界の潮流とかけ離れたレートを維持するのはコストが大きすぎて不可能だということを示しています。

 

以上の流れから、ファンダメンタルズを分析すれば、長期的な為替レートの動きが分かるかもしれないと考えるのは自然なことです。

そこで、次回以降、ファンダメンタルズ分析を使って、長期的な為替レートの推移を検証しましょう。

FXで稼ぐ為の本音のチャート分析術

執筆者紹介

メディア掲載情報

ゆったり為替 (ゆったり かわせ)

【プロフィール】
FXで生計を立てていますが、取引回数は少ない
「ゆったりトレード」です。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日です。スイングトレードやポジショントレードを得意分野としています。
趣味はバックテストです。



このコラムに関連するコンテンツ

FX初心者のためのステップレッスンガイド
FXって何?超入門編
ここは必ず押さえよう!基礎編
FXを始めよう!デビュー編

目的別で選ぶ・FX一覧

FX会社一覧

通貨ペア・FX一覧